[香港/ヒューストン 11日 ロイター] 中国海洋石油(CNOOC)<0883.HK>は、米天然ガス生産会社チェサピーク・エナジー<CHK.N>がテキサス州南部に保有するシェール層、イーグル・フォードの33.3%の権益を約11億ドルで取得する方針で合意した。
両社によると、CNOOCはこれに加え、チェサピークの掘削やその他の関連費用の75%を10億8000万ドルまで支払うことで合意。チェサピークの試算によると、2012年末までに同額に達する見通し。
両社の契約は第4・四半期に完了する見通し。
CNOOCによる米企業への投資は、2005年に米議会の反発を受け石油大手ユノカル買収を断念して以来初めて。
香港株式市場で、CNOOCの株価は4.48%高と、終値で2007年10月30日以来の高値をつけた。
チェサピークのアドバイザーはジェフリーズが、CNOOC側についてはチューダー・ピッカリング・ホルトが務めた。関係筋によると、中国に重点を置くプライベートエクイティのホプ・インベストメント・マネジメント(厚樸投資管理)が助言役を務めた。
中国の急速な経済成長を背景に、アナリストの間ではCNOOCが今後、積極的な生産拡張計画の一環として海外投資を拡大させる可能性があると指摘。Mirae Asset Securitiesのアジア・エネルギー・リサーチ部門責任者ゴードン・クワン氏は、同社がカナダのオイルサンド業界やブラジルの深海油田開発で存在感を増してくる可能性があると述べた。
米中間では大幅な貿易不均衡をめぐって緊張感が高まっているが、CNOOCとチェサピークの合意はユノカルの場合とは異なり買収ではなく資産権益の取得であることから、当局の承認が下りる可能性が比較的高いとみられている。
天然ガスの価格が低迷する一方で、シェールガスへの関心は高まりつつある。シェールガスは米国のガス生産の15─20%を占めるが、今後4倍に増加すると予想され、エネルギー各社による競争が激化している。

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